バンコク市街

大東亜戦争におけるバンコク・カンチャナブリーの歴史
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バンコク市街の戦跡一覧

ナショナルメモリアル(NATIONAL MEMORIAL)

「ナショナルメモリアル」はタイのために戦った人々を称えるための施設である。タイ国軍教育隊によって管理されている。

屋内には第一次世界大戦からベトナム戦争までのタイとの関わりを説明したパネルや、銃器類や迫撃砲などが展示されている。

屋外展示では戦前に日本から輸出され、タイ・フランス領インドシナ紛争に投入された「九五式軽戦車」が展示されている。

他にもタイ軍を退役した車両や火砲、航空機が展示されている。タイ軍では戦前から戦後に渡って日本や欧米から多くの兵器を輸入していた。

展示内容詳細
・九五式軽戦車
・LVT
・その他タイ国軍退役兵器
・館内展示
・コーチャン沖海戦資料
・九二式重機関銃
・小銃

「ナショナルメモリアル(NATIONAL MEMORIAL)」の展示内容
九五式軽戦車日本がタイに輸出した「九五式軽戦車」である。この車輌は昭和15年(1940年)から戦後の昭和27年(1952年)までタイ陸軍で使用され、タイ・フランス領インドシナ紛争にも投入された。タイはイギリスのビッカース戦車など、戦前から欧...

「ナショナルメモリアル(NATIONAL MEMORIAL)」の歩き方
ナショナルメモリアル(NATIONAL MEMORIAL)市内からは路線バスが、フアランポーン駅からは鉄道が通っており、ドンムアン空港まで行くことができる。しかし、乗り方が分かり難く、本数が少なかったり時間がかかったりするので不便である。

BTS(スカイトレイン)スクムウィット(Sukhumvit)線モチート(Mo Chit)駅か、MRT(地下鉄)パホンヨーティン(Phahon Yotin)駅でバンコク市街地北側まで行き、そこからタクシーに乗り換えるのが最も便利であろう。BTSやMRTは運賃は安くて本数も多く、渋滞する中心部を抜けて市街地北側まで早く移動することができる。

駅でタクシーを拾い、ドンムアン空港方面に走る。「ナショナルメモリアル」は現地でもあまり有名ではなく、タクシードライバーも知らない人が多いようである。

タクシードライバーは英語やアルファベットを全く理解しない人も多いので、タイ語入りの地図をプリントアウトして持っていくのがよいだろう。

ナショナルメモリアル(NATIONAL MEMORIAL)ナショナルメモリアル(NATIONAL MEMORIAL)上写真のドーム型の屋根の建物は大きく、タクシーから見ても分かりやすく目印になる。駅からのタクシー代は約140バーツで、20分ほどの道のりである。

入場料:無料
休館日:土曜日、日曜日
開館時間:09:00-15:00
(2009年現在)

タイ王立空軍博物館(ROYAL THAI AIR FORCE MUSEUM)

「ナショナルメモリアル」のすぐ南、ドンムアン空港の東側に「タイ王立空軍博物館」がある。

タイ空軍で使われて退役した航空機が、複葉機の時代からジェット機の時代まで展示されている。世界に一機しか現存しない機種も複数収蔵している。

タイ軍は戦前から戦後に渡り、外国製の航空機を輸入して運用していた。特に戦争中の欧米との関係が悪化した時期には日本の航空機を主に輸入していた。「九九式高等練習機」も唯一現存する機体の一つである。日本軍機としては他にも「九七式戦闘機」の残骸が遺されている。

展示されている機体の中には内部に入って操縦席に座ることができるものもある。

展示内容詳細
・九九式高等練習機
・九七式戦闘機
・模型・絵画
・SB2C(ヘルダイバー)
・F8F(ベアキャット)
・スピットファイア Mk.14
・C-47(スカイトレイン)
・O-3U(コルセア)
・Hawk Ⅲ
・その他退役航空機
・資料館

「タイ王立空軍博物館(ROYAL THAI AIR FORCE MUSEUM)」の展示内容
九九式高等練習機立川飛行機の「九九式高等練習機(九九式高練)」である。試作名称は「キ55」である。当時の航空機の進化はめざましく、時代は複葉機から「九七式戦闘機」などの低翼単葉機に移行しつつある時期であった。そのため、搭乗員養成のための練習...

「タイ王立空軍博物館(ROYAL THAI AIR FORCE MUSEUM)」の歩き方
ナショナルメモリアル(NATIONAL MEMORIAL)博物館の前にはバス停があり、バス路線が通っているようである。しかし、乗り方が分かり難く、本数が少なかったり時間がかかったりするので不便である。

BTS(スカイトレイン)スクムウィット(Sukhumvit)線モチート(Mo Chit)駅か、MRT(地下鉄)パホンヨーティン(Phahon Yotin)駅でバンコク市街地北側まで行き、そこからタクシーに乗り換えるのが最も便利であろう。BTSやMRTは運賃は安くて本数も多く、渋滞する中心部を抜けて市街地北側まで早く移動することができる。

駅でタクシーを拾い、ドンムアン空港方面に走る。「タイ王立空軍博物館」は現地でもあまり有名ではなく、タクシードライバーも知らない人が多いようである。

タクシードライバーは英語やアルファベットを全く理解しない人も多いので、右下のタイ語入りの地図をプリントアウトして持っていくのがよいだろう。なお、博物館と道を挟んで反対側にはRoyal Thai Air Force Academyがある。

入場料:無料
休館日:祝日
開館時間:08:00-16:00
(2011年現在)

戦勝記念塔(VICTORY MONUMENT)

市中心部やや北側、パホンヨーティン通り(Phaholyothin Rd.)とラチャウィティ通り(Ratchawithi Rd.)の交差点に「戦勝記念塔」がある。これは昭和15年(1940年)にタイが領土回復を求めて勃発したタイ・フランス領インドシナ紛争で仏印軍と戦って戦死したタイ軍兵士を慰霊するために、昭和16年(1941年)に建てられたものである。

台座の部分には4名のタイ軍兵士の像が配置されている。

緒戦ではタイ軍が優勢であったものの、海戦でタイ海軍が一方的敗北を喫し、後半は陸戦も仏印軍に押し返されていた。しかし、日本が軍事的圧力をもって仲介に乗り出し、東京条約においてタイ側の領土要求が認めらる形で講和したため、以後タイが親日に傾く要因となった。軍事的には劣勢であったが、領土回復を果たしたタイでは「戦勝」ということになっている。

塔の周りはロータリーとなっており、全周バス停となっている。

「戦勝記念塔(VICTORY MONUMENT)」の歩き方
BTSスクムウィット(Sukhumvit)線ビクトリーモニュメント(Victory Monument)駅下車。

改札を出ると北へスカイブリッジが伸びており、このブリッジから塔を眺めることができる。

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