「北京警察博物館」の展示内容

大東亜戦争における北京の歴史
北京の戦跡・見どころ・北京市街・北京郊外北京の博物館・戦跡の詳細・北京航空館(北京航空航天大学)・北京警察博物館・坦克博物館(タンク博物館)中国の首都北京は黄海沿いの天津から150kmほど内陸にあり、西側と北側を山脈に囲まれた華北平原の北西...
北京市街
北京市街の戦跡・見どころ一覧「北京航空館(北京航空航天大学)」北京航空航天大学の敷地内に北京航空館がある。建て替え中で博物館としては公開していなかった。収蔵品は駐車場だったスペースに保管されている。主翼が雑然と積み重ねられており、保存状態は...

「九九式軽機関銃・十一年式軽機関銃」

左から二つ目が「九九式軽機関銃」、三つ目が「十一年式軽機関銃」である。その他のものはカナダなど他国の軽機関銃である。

本格的な機関銃が歴史に登場したのは日露戦争であったが、当時の機関銃は大型で重量があったため防御的な兵器であった。これを大幅に軽量化して1922年(大正11年)に完成したのが口径6.5mmの 「十一年式軽機関銃」である。

機関部上部に「十一年式」「1825」(製造番号であろうか)の刻印が読み取れる。

「十一年式軽機関銃」は銃床の形状が特徴的である。機関部左側には装填架と呼ばれるホッパー型弾倉が装着されている。

「九九式軽機関銃」は昭和14年(1939年)に制式採用され、口径は6.5mmから7.7mmに拡大された。銃身内部にはクロームメッキ処理が施され、耐久性が高かった。

銃口にはラッパのような形の消炎器が取り付けられている。また、銃剣も装着する事ができたが、実用的ではなかったようである。

九九式軽機関銃
「九九式軽機関銃(99式軽機関銃)」とは「九九式軽機関銃」は大東亜戦争全期間を通じて使用さた日本陸軍の軽機関銃である。「九六式軽機関銃」(口径6.5mm)に換わる軽機関銃日本陸軍では日露戦争・第一次世界大戦に於ける各国の戦訓から、大正11年...
十一年式軽機関銃
「十一年式軽機関銃 (11年式軽機関銃)」とは「十一年式軽機関銃」は支那事変から大東亜戦争にかけて使用され、日本陸軍が初めて制式採用した軽機関銃である。「軽機関銃」の登場所謂「機関銃」とは弾丸を連続発射する事が可能な銃器である。日露戦争(明...

「四四式騎銃」

説明板では「三八式歩兵銃」となっているが、これは誤りで、「四四式騎銃」である。

銃本体は「三八式歩兵銃」の短縮版である「三八式騎銃」と同じものであり、銃剣の部分のみが異なる。反動の少ない6.5mm弾であったため、歩兵銃より30cmほどの短縮が可能だったようである。

同銃の照準器である。この照準器を立てて、目標との距離に応じて照準を付けた。

作動方式はボルトアクション方式である。
5発の弾丸を装填できたが、一発撃つごとにこのボルトを引いて空薬莢を排出した。

銃口部である。
「三八式騎銃」には「三十年式銃剣」が着脱できたが、「四四式騎銃」には折りたたみ式の銃剣が取り付けられていた。
銃剣を使用しないときは、銃剣の根元の金属の丸棒を軸として手前(引き金側)に折りたためた。

「南部式自動拳銃」

「南部式自動拳銃」である。
南部麒次郎によって開発された日本初の自動拳銃である。「南部式拳銃」は大型(甲)、(乙)、小型の3種類が製造されたが、これは口径7mm、装弾数6発の小型である。

「南部式自動拳銃」は2挺展示されている。
明治末期からは中国やタイへ海外輸出されていた。小型のタイプは現在では現数が少なく希少品のようである。

「二十六年式拳銃」

「二十六年式拳銃」である。
日本陸軍で1893年に制式とされた国産回転式拳銃であり、日本で最初に無煙火薬を使用した火器でもある。

拳銃に狙撃能力は必要ないとの判断から、撃鉄の指かけ部が削除されてダブルアクション(引金を引くと撃鉄が撃発準備位置まで後退し、そのまま撃発される)のみとされ、照準は固定式で製品によってバラつきがあった。

大東亜戦争遺跡
「大東亜戦争遺跡」について「大東亜戦争全史」と並び、本サイトのメインコンテンツです。日本国内や東アジア・中部太平洋方面には、大東亜戦争に関する遺跡・遺物が多数遺されています。それらは、かつて戦闘が行われた場所であったり、当時の兵器類であった...
大東亜戦争における中国の歴史
中華人民共和国は世界1位の人口13億3630万人(2008年)を擁する。漢民族が92%と大多数を占め、55の少数民族が残りの8%を占める。面積は約960万平方キロメートルとロシア、カナダについで第3位であり、日本の約25倍である。国土が広く...
大東亜戦争における北京の歴史
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