香港市街

香港市街の戦跡・見どころ一覧

大東亜戦争における香港の歴史
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「香港歴史博物館」

4000点の展示品と750枚のパネルにより、自然、民族文化、歴史が解説されている。400万年前の有史以前から平成9年(1997年)の返還まで香港の移り変わりを順に追うことができる。

博物館の2階分、7000m2を使い、展示は時代別に8区分に分けられている。日本統治時代はギャラリー7である。

正面入り口である。

明朝時代の大砲である。

イギリス植民地時代の電車である。明治21年(1888年)から運行が開始された香港の最も古い公共交通機関である。

日英両軍の装備品である。

日英両軍の武器や装備品のほか、日本軍の侵攻から統治時代の様子、終戦に伴う英軍の再占領に至るまでが写真等のパネル展示で分かりやすく解説されている。

展示内容詳細
・香港侵攻時資料
・占領・撤退時資料

「香港歴史博物館」の展示内容
「香港侵攻時資料」昭和16年(1941)年12月8日の開戦と同時に日本陸軍第二三軍の各部隊は国境を突破して進撃を開始した。国境を越えて進軍する日本軍兵士である。英軍のエンフィールド(Enfield)No.4ライフルである。エンフィールドは1...

「香港歴史博物館」の歩き方

Chatham Rd. Southを右折して建物を左手に見ながら100mほど回り込むと、博物館の裏口がある。博物館裏口付近に広場があり、ここにオープンテラスの階段があるので、これを登ったところが正面玄関となっている。日本統治時代の展示は常設展示の香港故事(THE HONG KONG STORY)の一部であり、他に特別展示もある。

入場料:10香港ドル、水曜日は無料
休館日:火曜日、旧正月元日および翌日
開館時間:10:00-18:00(月曜日、水曜日-土曜日)
       10:00-19:00(日曜日、祝日)
       10:00-17:00(クリスマスイブ、旧正月大晦日)
HP: http://www.lcsd.gov.hk/CE/Museum/History/index.php
(2009年現在)

「香港海防博物館 」

香港は1842年の南京条約によってイギリスに割譲され、英軍は香港島北東部の海岸沿いの丘に鯉魚門要塞(Lei Yue Mun Fort)を築いた。香港海防博物館はこの要塞の跡地に建てられている。

鯉魚門要塞は1844年に香港島と九龍半島の間にあるビクトリア港の東側の入り口となる鯉魚門海峡を防衛するために築かれた。海峡の幅は狭いところで600m程度である。

高まりつつあったロシアとフランスの脅威に備えて明治21年(1887年)には沿岸砲18門が設置されて要塞は強化され、明治24年(1890年)には鯉魚門海峡を通過する船舶を狙う魚雷発射所も設置された。

1900年から1930年代の間は香港に外国の直接的な脅威がなかったため、設備の更新は行われず、兵器の進化と新しい防御陣地の設置によって鯉魚門要塞の重要性は低下していった。

昭和16年(1941年)12月8日、日本軍の香港侵攻が始まり、新界の防衛線が突破されて13日に九龍半島が占領されると、英軍は日本軍の鯉魚門海峡からの香港島へ渡海上陸を阻むため、急遽鯉魚門要塞の強化をはかった。

日本軍は12月18日夜に奇襲上陸を成功させ、19日に鯉魚門要塞を占領した。当時の弾痕が今も遺されている。

戦後は要塞としての価値は既になくなっていたが、昭和62年(1987年)まで英軍の訓練施設として使われていた。

平成4年(1993年)に要塞の保存が決定され、平成11年(2000年)から博物館とともに一般公開されている。
博物館にはイギリス植民地時代からの要塞の移り変わりのほか、大東亜戦争中の日英の装備品が展示されている。

また、屋外では英軍のコメット戦車や軍用車両、高射砲や野砲などの迫力のある展示物を間近で見ることができる。

展示内容詳細
・鯉魚門要塞概略
・日本軍装備品
・英軍機関銃
・英軍重火器

「香港海防博物館 」の展示内容
「鯉魚門要塞概略」カポニエールと呼ばれるタイプの防塁である。銃眼の開いたコンクリート壁の前に堀があり、ここに進入した敵兵を射撃できるように設計されている。海岸から要塞に続く上り坂がある。坂を上りきったところには銃眼の開いたトーチカがあり、要...

「香港海防博物館 」の歩き方

MRT港島線、肖箕湾駅(Shau Kei Wan、「肖」は竹かんむりに「肖」)下車。B2出口より地上に出たところは、上を高架道路(Island Eastan Corridor)が走る大通りとなっている。ここから出口の向きと同じ方向(北東)に向かって、道に沿ってしばらく歩くと、「香港海防博物館」への道順を示す看板があるのでそれに従っていく。

また、B2出口を出てすぐのところに地図があるので参照できる。道なりに300mほど歩くと地下道があるので、反対側(北側)に出る。400mほどで左手の高台に博物館入り口が見えてくる。駅からは徒歩10分程度である。入り口を入って右手の建物でチケットを購入できる。左手のゲートは出口である。

入場料:10香港ドル
休館日:祝日を除く木曜日、旧正月元日および翌日
開館時間:10:00-17:00(7/1-8/31の週末と祝日は18:00まで)
HP: http://www.lcsd.gov.hk/CE/Museum/Coastal/index.php
(2009年現在)

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